神様修行はじめます! 其の五のその後
「ごめん。見失っちゃったの」


 まさか、地面走ってて空に落っこちるなんて夢にも思わなかったもん。


 穴爪ネズミが、今どの辺にいるのか見当もつかない。


「ねぇ絹糸、気配を追えない?」


「難しいのぅ。なにしろ穴爪ネズミは特殊な生き物なのでな。しかもこの亜空間では探そうにも…… ん?」


 急に絹糸が、変な顔をして首を傾げた。


「どしたの絹糸?」


「ううむ。なにやらすぐ近くに、穴爪ネズミらしき気配を感じるのじゃが……」


「え? 本当!?」


 あれ? でもここ、空だよね?


「なにかの間違いじゃない? そこら辺を飛んでるスズメの気配と勘違いしてるんだよ、きっと」


「ねぇ、アマンダ」


「急いで地面に下りよう。もしかしたら近くにいるかもしれないし、みんなで探して……」


「あの、天内さん」


「なに?」


「あれ見てください」
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