神様修行はじめます! 其の五のその後
 あれ? どれ?


 お岩さんと凍雨くんが指さしている方向に、あたしは眉間にシワを寄せながらジッと目を凝らした。


 なんか、小さな鳥が飛んでいるのが見える。


 ん? でも鳥にしてはちょっと飛び方が変則的……


「!」


 鳥の正体を確認したあたしは、大声を張り上げた。


「穴爪ネズミー!?」


 穴爪ネズミが空を飛んでいる!


 まるでムササビみたいに体に大きな膜を張って、上手にふわぁーんふわぁーんと、風に乗りながら滑空してる。


 なんか、台湾の『ランタン祭り』のランタンみたい!


 やたら気持ち良さそうに飛んでるんですけど!?


「ほう? 空まで飛べるとは我も知らなんだ。さすがは貴重種じゃのぅ」


 いや、貴重種っていうか、もはや謎の物体Xって感じなんですが!


 ネズミのくせして空まで飛べちゃうって、なにごと!? ちょっとカッコイイよ、キミ!
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