神様修行はじめます! 其の五のその後
 すぐに鬼が目を覚ましてムクリと身を起こし、絹糸に向けて牙を剥いて敵意を表す。


 すごい。あの雷撃を食らって、こんな短時間で平然と起きあがれるなんて。


「ほう、さすがは中堅クラスとはいえ鬼じゃのぅ。我の雷撃でも動じぬか」


「ひいぃぃ――!」


 上層部の連中は真っ青になった。


 腰が抜けたのか、ジタバタと四つん這いになって絹糸の背後に隠れる。
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