俺様社長に甘く奪われました
莉々子の抵抗をものともせず、奏多はバスルームへと連れ去った。パウダールームに置いてある椅子に彼女を座らせ、右手には濡れないようにビニール袋を被せる。
「……本当に奏多さんが洗うんですか?」
「この期に及んでまだそんなことを言うのか?」
奏多の眉がピクリと動く。
「だって、ひとりだけ裸なんて……」
「なに言ってんだよ。俺も一緒に入るぞ」
「……一緒に?」
それならいいかもしれないと譲歩する気になった莉々子は、服に掛かった奏多の手を制止した。
「自分で脱げます……」
莉々子が小さい声で言うと、奏多は満足気に笑った。
身体を隠しながらもぞもぞと脱いでタオルで隠す莉々子と対照的に、奏多は躊躇うことなく裸になっていく。潔い脱ぎっぷりで目に晒された身体は、何度目であっても莉々子の鼓動を速めてしまう。逞しい胸元から漂う色気を直視できず不自然に目を逸らしていると、莉々子の身体がふわりと浮いた。
再び抱き上げられ、今度はバスルームの椅子に座らされる。