計画的恋愛
「やっぱり、そうなんだね……」

私は思わず溜め息を吐いて溢した。

「え。私冗談で言ったんだけど…やっぱりって……」

私の反応を見て、サァーっと顔を青ざめていく明ちゃん。

「暁君がカーテンの隙間からたまに見えた私をずっと見てたって言ってたの……」

「怖っ!ガチでストーカーじゃん!同じ血が流れてるとは思いたくない!!」

明ちゃんは叫びながらドン引きしている。

やっぱり血が繋がってようが、そんな反応しちゃうんだね。

「そんなお兄のヤバさに気付いて離婚したくなったのね」

明ちゃんは納得してくれたようで、同情したような瞳を私に向けた。

「そうなの……」

「付き合ってる時にも気付かなかったんだね」

「うん、全く……。二日前までは、私の前ではストーカーな部分を一切見せない優しい人だったから……」

「まぁ、初めて会った時はひよりちゃんは小さかったし、外面は良かったから気付かないのも無理ないか」

外面が良いとか言われても正直ピンと来ない。
だって私にはずっと優しい人だから……。

そんな驚くほど私と出会った後は変わったの?
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