計画的恋愛
「秘密の部屋、何があるんだろうね」

暁君に似ている笑顔で言われたら、私は身震いを感じた。

「お兄の奇行伝ならいっぱいあるよ?もっと聞く?」

「……ソフトなヤツから聞かせて下さい」

凄すぎる暁君の話を聞いて、怖いもの見たさな興味心が沸いてきた。

「ソフトねぇ……あーそうそう、11歳の時の出会ってすぐ、ひよりちゃんの向かいの部屋を使いたいって突然言い出した。私の部屋だったのに」

ま、まさか……

「きっとずっとひよりちゃんを眺めていたんだと思うよ」

明ちゃんはそう言いながら窓から覗いているジェスチャーをして見せた。

私の全身がぞぞぞと粟立つ。


「明ちゃん!それかなりハードだよ!」

「あはは、ごめんごめん」

半泣きの私に笑って返す明ちゃん。
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