計画的恋愛
「まさかだけど、私の家庭教師をするために東大目指したわけ、無いよね……?」

「その通りだよ」


私の家庭教師をするために東大に入ったのーーー!!?


笑顔で嬉しそうに即答で返した暁君に、私は開いた口が塞がらないよ……。


「ひよは本当に俺の事をわかってきたね。俺はひよの家庭教師をするためにも、東大を目指したんだ。ひよが中学生になってからは堂々と合えたから毎日が楽しかったな」

私は暁君の出した一つの言葉が気になった。


「ねぇ、ちょっと待って。今、ために『も』って言ったよね……?他にも理由があったの……?」

私は恐る恐る訊ねた。

今、頭の中に浮かんだ説が濃厚過ぎて嫌な予感しかしない……。


「あぁ。作りたかった物があったから工学部に入ったんだ」


笑顔で返した暁君に更に嫌な予感が過ぎり、冷たいものを感じ始める私。

暁君が在学していたのは工学部の機械工学科だ。

そして先程見た、携帯に仕込んでいた小さなチップ。

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