計画的恋愛
気になって目を向けると確かに暁君の薬指には指輪が嵌められていた。

指輪……そういえば私だけ貰って、買いに行ってなかった。

でも、どうして今してるの?


「まぁね」

「え~~~、残念……」

そんなに残念がる必要は無いですよ。
欲しいなら喜んで差し上げますので、ご自由にどうぞ。

私は暁君を無視して次の講義の教室へと向かった。



そしてお昼の時間。
私は明ちゃんとの打ち合わせのために食堂へ向かう。


「ひよ、一緒にお弁当食べよう」

食堂でお弁当の準備をして一人で座っていた私のところに、暁君が片手にお弁当を持ってやって来た。
周りに居た女子が私達を見ていたのかざわついた。


「まさか、あの子が奥さん!?」
「うそぉ!!学生だったの!?」


盛大にバレた……。

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