計画的恋愛
「……結構です」

私は暁君からプイッと顔を背けて言った。


「もしかしてひよ、拗ねてるの?」

「え?」

その言葉に反応して顔を向けると、暁君はニコニコしていた。


「だってあからさまに不機嫌だから。俺が女子に囲まれてたから?」

「違うっ!」

何で私が拗ねなきゃいけないのっ!


「それに私には先約があるもん!」

「ひよりちゃんおまたせ―――げっ!何でお兄が此処に!?」

そこへ明ちゃんがやって来てくれた。
暁君と二人きりじゃなくなって私はホッと安心。


「暁君、心理学の臨時講師なんだよ」

「はぁ!!?」

やっぱり明ちゃんも暁君が臨時講師をすることになったのを知らなかったのか。

それより訊きたい。

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