計画的恋愛
「まずはその特大婚約指輪を外しなさい!離婚したいのに何でいつもつけてるの!」

「あ……」

勝手に指に嵌められちゃうし、外すと襲われるし、それになにより暁君が怖すぎるから左手の薬指に付いてるのが当たり前になってたな。

でもコンパにこんなのしてったらダメだ。

まずはこの指輪を嵌めないところから始めよう。

私は左手の薬指からスッと指輪を取り外すと鞄に入れた。


「よし、気を取り直して……まずは自分の強みを生かすこと。ひよりちゃんは可愛らしい女の子。そこで攻めていきましょ!」

「う、うん」

私は押せ押せの明ちゃんの迫力に押されていた。


「よし!じゃあまず買い物に行くわよ!」

「え?コンパに行くんじゃないの?」

「そんな布だらけの服じゃ男は釣れないわよ!ショッピングへゴー!」

「わぁっ!」


そういうと私の手を引っ張って歩き出した明ちゃん。

この強引な性格、暁君にそっくりな気がする……。

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