計画的恋愛
メンバーが数人のグループを作って歩く中、ぽつんと一人の私。


「あの子、何でこのサークルに入ったの?」
「暁先生と別れたい的な事話してたしね。ただのビッチなんじゃないの?」


私、いつの間にか女の敵に……。

というか、ヒソヒソ話するなら本人に聞こえないように話して貰えませんかね。


もう、良いや。
一人ウォーキングを楽しもう。




「今日もお疲れ様」

「……」

家に帰るとエプロンを着けたニコニコの暁君が私を玄関で出迎えた。


「疲れたでしょ。御飯、丁度出来てるよ。疲れが取れるように今日はとんかつにしたよ」


その『疲れ』は何を指しているのだろうか。

まさか、サークルでウォーキングに行ったこと、知ってるわけないよね……?

チラリと暁君の様子を窺うと「ん?」と笑顔でこちらを見ている。

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