計画的恋愛
「ひよ、ハネムーンに行こう」

御飯を食べていると暁君が有り得ない言葉を出してきた。
私は驚きのあまり、掴んでいたお吸い物の具の豆腐をぽろりと器の中に落とす。


「ハ、ハネムーン……?」

「うん。ゴールデンウィークが丁度良いかな。行きたいところある?」

行きたいところって…行く前提で話を進めないで!


「そういうことってお互いの了承を取ってから決めないかな?」

私は暁君を落ち着かせようととりあえず下手に出る。


「あ、もしかしてサプライズの方が良かった?」

話の根本が違います。


「私、行かないよ!」

「行きたいところ、無いんだね。じゃあ俺が考えておくね」

あの、私の話、聞いてます!?


「だから行かないよっ!」

「何処が良いかな。ハワイは在り来たりすぎるよね」

一人でワクワクウキウキしながらニコニコしている暁君。

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