計画的恋愛
「え?」

どうしたわけ?


「ひよは俺に行くなって言って欲しかったんだね。ごめんね、気付いてあげられなくて」

そう言って何故かニコニコし始める暁君。


「はぁ!?何でそうなるの!?」

なんておめでたい脳みそなんだっ!

「は、初めまして。俺は乾光太郎と申します」


私達の間に割り込むように乾さんが入ってきた。

暁君の突然の登場に驚きながらも丁寧に自己紹介。
なんて律儀な人。

暁君は乾さんの方に顔を向けた。


「あの、彼女は離婚したがっています」

「うん、知ってる」

「ではここに判子を」

そう言って乾さんは離婚届を指差す。

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