計画的恋愛
「思ったとおり、俺に貢ぐための金を回収し始めたな。こうやってこの女は今まで男を騙してたんだな」

暁君が言った。
暁君は電話を掛けてくるか確認するためにも一旦席を外したのかな。


「ひよ、多分俺はキヨちゃんにアフターに誘われる」

暁君が言った。

「アフターってなぁに?」

「閉店後に違うお店に付き合わされること」

成る程。


「ひよは本当に両親には会いに行かなくて良いの?」

「うん。今度で良いや」

だってママ達の家に行ったら、何で帰ってきたんだって離婚はさせないって絶対騒ぎ出すだろうしね。


「じゃあこのホテルに泊まって」

そう言って暁君は紙に書いたメモとカードキーを私に渡した。

「嫌だけど、俺は戻るね」

そして私にまた勝手にキスをすると暁君は店内へと戻って行った。

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