計画的恋愛
『ありがと』

甘える声を出すと暁君の胸に凭れかかるキヨちゃん。

は・な・れ・ろ!と私はモニターをぐわんぐわんに揺らす。


『じゃあ行こう』

『うん!』

二人は店内のモニターから消えた。

その後すぐに盗聴器から街の喧騒が聞こえ始めた。
外に出たようだ。


『どこにいくのぉ?』

『着いてからのお楽しみ』


そんな会話を交わしているとすぐに、


『そこの階段上って』

『わかったぁ』

カンカンカンとキヨちゃんのヒールの音と、カツンカツンと少し重めの暁君の靴の音らしき階段を上がる足音が聞こえてきた。

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