計画的恋愛
『清子、おまたせ』
数分後、待っていると盗聴器から暁君の声が聞こえてきた。
店内のモニターに目を移すとソファーに座っているキヨちゃんのところに、先程までは居なかった暁君が居た。
『おそーい、あきらぁ!』
キヨちゃんは酔っ払って力が入らないのか、ソファーにだらりと凭れている。
まだこの女は酔っ払ってるな。
まぁ浴びるほど飲めばそうなるよね。
『清子、フラフラだね。歩ける?』
『あきらぁ、支えてぇ~』
もうそのままぶっ倒れてろ。
『仕方ないね』
暁君はキヨちゃんを立たせると腰に手を回す。
その距離、未だかつて無いほど近い。
私はモニターを掴んでしまった。