計画的恋愛
今回、分かったこと。

ストーカーな暁君も怖いけれど、敵に回すともっと怖い。


『壮亮、警察に電話するぞ』

モニターの中の暁君が携帯をポケットから出しながら言った。
するとお兄ちゃんが暁君へと向かうと携帯を持つ手を掴んだ。


『暁君、もういいよ……』

『は?お前、どこまでバカなわけ?金は絶対帰って来ないぞ?刑務所に容れるのが一番だよ』

暁君は呆れた顔で返す。


『貴方達、知り合いなの……?』

キヨちゃんが震える声で二人の会話に割り入った。


『そういうこと。俺はお前が被害者にやったことを身体で思い知らせてやろうとしただけ。でも俺だったら、刑務所に送るなんて生温いことは考えずに、使えるだけ使って金を搾り取ったけどね』

笑顔でサラリと言った暁君にキヨちゃんは絶句。

するとお兄ちゃんがキヨちゃんへと振り向く。

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