計画的恋愛
「暁君、この音…何……?」

「知らない」

そう訊くと暁君から笑顔が消えた。

「え」


トランクからはドンドンと中から叩く音が聞こえ続けてる。

暁君は私の手を掴んだままトランクへ向かう。


何が入ってるの?

開けるの?

怖すぎるんだけど……!

私は怖くて後ろに仰け反るような体勢で暁君の手を握る。

暁君はトランクに手を掛けた。


「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!ひよりーーー!!!」

「え。」


まさかのトランクからお兄ちゃんが。

確かに心の中で誰か助けてとは言ったが、何故にこんなところに。

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