計画的恋愛
お兄ちゃんは一体何をしにきたんだ。


「さぁ邪魔者は消えたから行こうね、ハネムーン」

「きゃっ!」

そう言った暁君に助手席に押し込まれた。


「お兄ちゃんが心配だから降りる!」

乾さんに任せてる場合じゃなかった!


「乾がいるから大丈夫だよ」

「私は行かな――」


言葉を出そうとしたら目の前に出てきたのは先日渡された盗聴器。
暁君はボタンを押した。


『ひよ、明日からのハネムーンはお昼からの便だから。楽しみだね』

『うん、楽しみ』


これは昨日の夜の会話だ。
盗聴器で録音されていたのか。

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