計画的恋愛
「み、水……」

「恐らく熱中症でしょう」

乾さんが言った。

何時間、この中に居たわけ……。


「乾君、あとよろしく」

「畏まりました、暁様」

暁君に言われて乾さんはそう返すとお兄ちゃんをひょいっと肩に担いだ。


「ポカリ買いに行きましょう。それでも辛かったら病院に行きましょう」

「な…、おろせぇ……」

お兄ちゃんはぐったりしている。


「大人しくした方が良いですよ。熱中症を侮ってはいけないです」

「俺は、ひよりを…助けに、来たんだぁ……」


乾さんはお兄ちゃんを無視して担いでスーパーの方へ向かっていった。
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