計画的恋愛
「今からお金の取引をDadとするみたい」

クリスティーナが小声で教えてくれた。

すると真ん中の男が携帯を触り始める。


『Christina!』


先程会ったクリスのパパの声が携帯から聞こえてきた。
声からは心労が窺える。

そしてクリスティーナが会話を返す。
声が僅かに震えていて、今にも泣き出しそうなクリスティーナ。

さっきまであんな冷静そうだったのは、私達を不安にさせないようにするためかもしれない。

私は彼女が少しでも落ち着くように手を握った。


会話をしている二人に突然男が割り込んだ。
そして男は電話を切る。

取引は終わったのかと思ったら、また電話を操作して掛ける男。
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