計画的恋愛
顔を向けるとリビングの扉がバーン!と大きな音を立てて開いた。


「お兄ちゃん!?何で東京に!?」

「やっぱりお前はずっとひよりを狙っていたんだな!離れろ!変態!」

そう言って私の腕を引っ張った。


「きゃっ!」

私は反動でお兄ちゃんへと倒れこむ。

もしかしてママから私と暁君が結婚した事を聞いて飛び帰ってきたの!?


「変態とは失礼だね。俺はひよの夫なのに」

「夫!?ひより、どういうことだ!?」

「お兄ちゃん、ママから聞いて帰ってきたんじゃないの?実は三日前に暁君と入籍したの」

「ハァ――――――――――――――――――――――!?!?」


お兄ちゃんは目の前で鼓膜が破れそうなくらいの大声を出して驚いた。


「お兄ちゃん、落ち着いて……」

私は耳を塞ぎながら返す。

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