計画的恋愛
「バレちゃったか。壮亮、バカだから気付かないと思ったのにな」

暁君はそう言って笑っている。


「え……」

暁君…否定しないってことは、お兄ちゃんが言ってることは事実なの……?

というか、私さっきから驚きっぱなしで「え」しか言ってない。


「ひよりと二人っきりになるために全部仕組んだんだろ!」

「よく分かったね、ご名答。ちなみにこの前の上司からの電話も掛けさせたのは俺だよ」

「「え」」

驚いた顔でアッサリと認めた暁君に私は呆然。
お兄ちゃんも上司さんの電話まで暁君が手回ししたとは気付いていなかったようだ。


「バレちゃったついでに教えてあげるよ。俺は可愛いひよをずっと自分のものにしたくてうずうずしてた。家庭教師をしていた頃は自分を抑えるのが大変だったよ。ひよが高校を卒業するのをずっと大人しく待っていたんだ。虎視眈々とね」

高校卒業するのを待ってた……?私を……?

しかも虎視眈々とって……


「ひより!虎視眈々ってどういう意味だ!?」


ガクっ。

致命的なバカな兄のせいで気が抜けた。

< 81 / 582 >

この作品をシェア

pagetop