計画的恋愛
「チャンスが来るまでじっと機会を狙って待つことだよ……」

「やっぱりそういうことか!家庭教師をやり始めたあたりでオカシイなと思ったんだ!でも前に聞いた時はひよりの事は何とも思ってないって言ってたじゃないですか!!」

「そう言っておかないと壮亮が邪魔しただろ?壮亮がバカで助かったな」

お兄ちゃんをクスリと鼻で笑う暁君。


「嘘つき!俺は暁君を信じていたのに!あっ!まさか、昔からひよりの事で口出ししてたことも暁君の狙いだったのか!?ひよりに家事させるなとか、男がひよりにちょっかい掛けてるとか!あれは俺を騙してたんだな!?」

え?どういう事……?


「騙したなんて人聞き悪いな。壮亮が俺の言葉に納得して自分で勝手に動いてただけでしょ?俺は命令なんてしてないよ?俺はこうなってくれたら良いなって思って壮亮に話をしただけ」

「あ……まさか、全て繋がってるのか……?」

今度はお兄ちゃんは何かに気付いたように固まった。

え?繋がってるって……何が?


「男のことも俺にひよりを守らせるため……?」

え。


「ひよりに家事を出来ないようにさせたのは、ひよりや母さんが暁君を頼るように仕向けるため……?」

え……

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