アーモンド~キミとの物語~


秋斗とまだ回っていない屋台を回ると一つのお店にピタリと足を止める

「あ…」

それは射的屋だ
二段の棚に並ぶ商品

その中の一つに千咲は目がいく
それは小さなクマのぬいぐるみのキーホルダーだ

(あれ可愛いかも…)

秋斗は千咲が目線の先に気付く

「欲しいの?」

「え!?あ、いや…あのただ可愛いなぁって見てただけで…」

慌てて否定する
子供っぽいと思われなくないらしい

そんな姿がちょっと可愛く思えた秋斗は射的屋のおじさんに「一回いっすか?」と声を掛ける

「秋斗先輩?」

「ま、いいからさ」

おじさんはニマニマと二人を見るとからかうように「恋人同士かな?」と言うが秋斗は「内緒です」とちょっと困ったように答える

そしてコルクを鉄砲の先に入れて構えて千咲の欲しがってるやつを狙う

(うわ、なんかかっこいい…)

射的を構える姿に見惚れる
狙いを定めて撃つとパーンと音と共に一発で当たりキーホルダーがぽとりと落ちる

「兄ちゃんやるね!ほれ、どうぞ」

「ありがとうございます!」

「すごい…」

おじさんからキーホルダーを受け取るとくるりと千咲に振り向きキーホルダーを渡す

「はい、どうぞ」

「ありがとうございます」

千咲は嬉しそに喜ぶと秋斗もそれにつられて嬉しくなる
そして花火大会を見るために移動を始めるのであった

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