アーモンド~キミとの物語~


ほのかの質問に申し訳なくする
愛未と創汰は知っているが千咲が執事姿を見せた無くないらしく自分の口から言わなかった

「そっかぁ…」

「明日一日は回って良いって言われたので明日は大丈夫です!」

「それなら仕方ないわよね」

その説明に秋斗も納得した
人手が足りなかったら手伝いに行く予定だったが半日だけなら仕方ない、と

そして屋台を一通り回ったあとに時間になるとみんなと別れて千咲は教室へと向かう

「うーん…」

「ん?どした?」

パタパタと走って戻る千咲を見てほのかは思っていた
そして愛未たちに質問する

「愛未ちゃん、創汰くん」

「はい?」

「なんスか?」

秋斗は何となく察した
これは何かを企んでいるんだと

クスッと微笑みながら「三人のクラスって確か執事喫茶やるんだったよね?」と……

創汰はこれはマズいと察した
ほのかの微笑みに愛未も何を察したのか「あー…」と小さく呟き誤魔化そうとする

「……お前まさか千咲ちゃんのクラスに行こうとしてんだろ」

鋭いツッコミをいれる秋斗
……そう、ほのかは千咲の執事姿が見たいと思っていた

ふふふ、と楽しむように笑う

「あ、バレた?だって誰も執事姿しないなんて面白くないじゃーん!他ならぬ千咲ちゃんの執事姿よ?可愛いに決まってるって!」

想像してみ?と言われ三人が千咲の執事姿をホワンと思い浮かべる

(((あ、良いかも…)))

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