アーモンド~キミとの物語~

「なら聞かないでおくわよ。だいたいは予想付くけど…あんた、千咲ちゃんを泣かせるようなことしないでよ」

「……あぁ」

「あんたが千咲ちゃんを好きって前から気付いてし自分の気持ちにウソ付いたり誤魔化したりするのはやめなよ。千咲ちゃんが傷付くだけなんだから」

「分かった…」

ほのかも秋斗が千咲を好きだと気付いていた
他の女の子に対する接し方と千咲に対する接し方は全く違っていた

そして創汰も千咲を大切に想ってることも気付いていた

ただ千咲がどう答えを出すのかは本人次第のため無理強いはしないのだ


***

そんな真剣な話をしていることなど知らない千咲たちは教室で帰り支度をしていた
今日は午前中で学校が終わるためそのままバイトに行くつもりでいた

「ちぃ、これからバイトか?」

「うん!」

「じゃあ途中まで帰ろうか」

「そうだね」

三人は学校を出て千咲のバイト先まで話しながら歩いていると前を歩いていく秋斗たちに気付く

「秋斗先輩!ほのか先輩!」

「千咲ちゃん!これから帰り?」

「うん!今日はバイトなんだけど…」

千咲が二人と話す姿は今まで見たことない笑顔だ
創汰も愛未も幸せそうに話す千咲の姿にクスッと笑う

< 253 / 271 >

この作品をシェア

pagetop