ただいま冷徹上司を調・教・中!
本当の愛に出会えることが、どれほど奇跡的なことなのか。
その愛がどれほど尊いものなのか。
それを教えてくれた人と、こうやって人生を共にできるなんて。
これほど幸せなことはない。
「今までの私があったから、こうやって凱莉さんと一緒にいられるんですよね。そう考えたら梨央にも少しは感謝してもいいかなって気持ちになります」
フッと笑ってそう言った私に、凱莉さんも同調してくれる。
「そうだな。植村がいたから千尋はいまここにいるのかもしれない。……吉澤はいらないけど」
「また言ってる」
「だけどアイツ、千尋から思い切り拒絶されてからというもの、仕事に打ち込んで成績も伸びて来てるぞ」
「そうなんですか?」
「招待状、アイツだけ渡さないでおくか。そうすればさらに落ちた気持ちを紛らわすために仕事に打ち込むかも知れないからな」
「本当にそうしそうで怖いです」
「あいつに招待状を渡すのは癪だな。どうして一番綺麗な千尋をわざわざアイツに見せてやらないといけないんだ」
少し膨れた凱莉さんが可愛くて愛しくて。
「私を一番綺麗にできるのは凱莉さんだけだっていつも言ってるでしょう?それを証明する機会です」
「そう言われれば……確かにそうか」
全く凱莉さんはどうしていつもこう素直なんだろうか。
こういうところがまた堪らない。
「吉澤には俺が直々に招待状を突き付けてやろう」
ニヤリと笑った凱莉さんは直ぐに上機嫌になって私をぎゅっと抱きしめた。
この温もりと愛が永遠だと神に誓うのは……もうすぐだ。
~FIN ~
その愛がどれほど尊いものなのか。
それを教えてくれた人と、こうやって人生を共にできるなんて。
これほど幸せなことはない。
「今までの私があったから、こうやって凱莉さんと一緒にいられるんですよね。そう考えたら梨央にも少しは感謝してもいいかなって気持ちになります」
フッと笑ってそう言った私に、凱莉さんも同調してくれる。
「そうだな。植村がいたから千尋はいまここにいるのかもしれない。……吉澤はいらないけど」
「また言ってる」
「だけどアイツ、千尋から思い切り拒絶されてからというもの、仕事に打ち込んで成績も伸びて来てるぞ」
「そうなんですか?」
「招待状、アイツだけ渡さないでおくか。そうすればさらに落ちた気持ちを紛らわすために仕事に打ち込むかも知れないからな」
「本当にそうしそうで怖いです」
「あいつに招待状を渡すのは癪だな。どうして一番綺麗な千尋をわざわざアイツに見せてやらないといけないんだ」
少し膨れた凱莉さんが可愛くて愛しくて。
「私を一番綺麗にできるのは凱莉さんだけだっていつも言ってるでしょう?それを証明する機会です」
「そう言われれば……確かにそうか」
全く凱莉さんはどうしていつもこう素直なんだろうか。
こういうところがまた堪らない。
「吉澤には俺が直々に招待状を突き付けてやろう」
ニヤリと笑った凱莉さんは直ぐに上機嫌になって私をぎゅっと抱きしめた。
この温もりと愛が永遠だと神に誓うのは……もうすぐだ。
~FIN ~


