ただいま冷徹上司を調・教・中!
私と凱莉さんはきっとこれからだって、二人でいろんなものを作り上げていくのだろう。

絶対に不可能だと思っていた歪な恋愛が、こんな風に私達を結び付けてくれ、生涯のパートナーになるまでに大きくなった。

愛と名の付いたこの感情は、どんどん大きくなって、溢れても溢れても、留まることなく溢れ続けていく。

きっとこれこそが『無限の愛』『無償の愛』なのだろう。

凱莉さんを好きになってよかった。

凱莉さんに愛してもらえてよかった。

凱莉さんに出会えて……本当に良かった。

どんな言葉を駆使しても、私の凱莉さんに対する愛情を表現することはできない。

だから私は言葉だけじゃなく。

「凱莉さん。愛してます」

そっと愛しい思いを込めてキスをするんだ。

そうすれば絶対に。

「俺も愛してるよ、千尋」

凱莉さんは私に同じ気持ちを伝えてくれるから。

それだけで私は世界で一番幸せな女になれるのだ。
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