浅葱色が愛した嘘





桔梗は恥ずかしさのあまり、両手で顔を覆い隠す。





しかし、沖田がそれを許す事はなかった。





『ダメだよ。

全部見せて。

この体も、その顔も。
全部、全部、僕のものだ。

誰にも渡さない。触らせもしない。




桔梗………

















愛してる________』









それは桔梗が一番待ち望んでいた言葉。




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