バッドテイストーヴァンパイアの誤算ー
彼女の手が止まり仕上げのクリックをしてフーと息を吐く
最後に届いたばかりのスマホの点滅を確認する
「おぉ~!か~わいい~!!」
さっきまでの真剣な表情と違い朗らかな表情で黄色い声を上げる
スマホの画面には例の先輩と七五三と書かれた大きな紙袋をもつ着飾った少女が笑顔で写っている
「やっぱり女の子は華やかでいいな~」
「男の子も可愛いけど、何でうちは男の子だけなんだろ…」
少し残念そうに彼女が呟く
「欲しいのか?オンナノコ…」
「まぁ、欲しかったと言うか、やっぱり洋服の種類も華やかさも全然違うし、将来一緒に買い物とか憧れると言うか…」
徐々に語尾が力なく小さくなっていく、何かを予感してこの話題の先が彼女の望まない方向へ向かうことを本能的に感じ取っているのかも知れない
「作るか?オンナノコ…」