バッドテイストーヴァンパイアの誤算ー
ちょっと呆れて恐怖心が和らぐ

潤む彼の瞳、歯を食い縛りえづくのを我慢しているようだ

サイドボードのティッシュを重ねて彼の口元に持っていく

彼はふるふると頭を降ってそれを拒否する

目をぎゅっと瞑って空を見上げ、

ゴクンっ

と生々しい音をたててなんとか飲み込んだようだ

でも、まだ舌に味が残っているのだろうか

眉間にシワを寄せ何とも言えない顔をしている



「うがいする?」

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