Perverse
完全にデスクに突っ伏してしまった柴垣くんから、反撃の兆しは微塵も見受けられない。
彼は全てを諦めてしまったようだ。
かくいう私も、竹下さんとあれこれ話し始めた上原くんを止めることなどできはしない。
唯一この場を終わりにすることができそうな津田さんでさえ、上原くんを止めはしない。
「くだらない二股の話を聞かされるより、こっちの方が楽しくて幸せな気持ちになるよね」
とニコニコしながら聞いているくらいだ。
「つか、あれ?結局のところ、義人の片思いは実ったの?それともただの噂止まり?」
「実ったんだよ!もうお前は帰れ!そして二度とくんな!バカヤロウ!」
ガバッとデスクから顔を上げた柴垣くんは、怒りでなのか恥ずかしさでなのか顔が真っ赤で、逆に皆を盛り上げてしまった。
私が昨晩聞いた柴垣くんの秘密は、あっさりと上原くんの登場によって暴露され、当然あっという間に社内に広まった。
おかげで……と言っていいのかはわからないが、悪い噂はたちどころに消え、柴垣くんの長年の片思い成就という美談は支店にさえも語られることに。
結果として私と柴垣くんは、会社全体の公認カップルとして認知されることになったのだ。
もしかして、真の救世主は上原くんだったのかも知れない。
私達は後々そう思うことになった……のやら、ならなかったのやら……。
彼は全てを諦めてしまったようだ。
かくいう私も、竹下さんとあれこれ話し始めた上原くんを止めることなどできはしない。
唯一この場を終わりにすることができそうな津田さんでさえ、上原くんを止めはしない。
「くだらない二股の話を聞かされるより、こっちの方が楽しくて幸せな気持ちになるよね」
とニコニコしながら聞いているくらいだ。
「つか、あれ?結局のところ、義人の片思いは実ったの?それともただの噂止まり?」
「実ったんだよ!もうお前は帰れ!そして二度とくんな!バカヤロウ!」
ガバッとデスクから顔を上げた柴垣くんは、怒りでなのか恥ずかしさでなのか顔が真っ赤で、逆に皆を盛り上げてしまった。
私が昨晩聞いた柴垣くんの秘密は、あっさりと上原くんの登場によって暴露され、当然あっという間に社内に広まった。
おかげで……と言っていいのかはわからないが、悪い噂はたちどころに消え、柴垣くんの長年の片思い成就という美談は支店にさえも語られることに。
結果として私と柴垣くんは、会社全体の公認カップルとして認知されることになったのだ。
もしかして、真の救世主は上原くんだったのかも知れない。
私達は後々そう思うことになった……のやら、ならなかったのやら……。