Perverse

大掛かりな展示会とあって注目している企業も多いようで、昼食にありつけたのは14時を過ぎた頃だった。



お魚が美味しいと有名な定食屋さんに連れていってもらうと、その味の違いに驚かされた。



魚市場が近く直接仕入れているそうで、ほっぺが落ちるとはこの事なんだと身をもって感じた。



充分に午後からの活力となってくれ、見事一日目の目標を達成。



みんな大喜びで会場を後にするとこができた。



「いやぁ、本当に三崎さんが来てくれて良かったよ」



そう言って私の隣に並んできたのは福岡支店2課の営業主任の中西さんだ。



自分で自分を高評価しすぎるところがあり、私は苦手な部類に入る人なのだけれど、中西さんはやけに私に馴れ馴れしく絡んでくる。



肩に置かれた手を振り払おうかどうしようか。



今までの私なら我慢して笑顔で流してる。



けれど今は。



その手を音を立てて払いたくて仕方ない。



柴垣くんの前で触れられる不快感でいっぱいだ。

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