Perverse
なのに未だになんの行動力もない自分自身に腹が立つ。



変わりたい。



変わろう。



そう思っていても結局は無難に済ませてしまおうという姑息な考えなんだ。



「明日も仕事だからゆっくりって訳にはいかないけど、明日は途中で帰るやろ?飛行機の時間とかあるしね」



「まぁ…最後まではいれませんね」



「本当は三崎さんと二人がよかったんやけど都合上全員でっていうのは不本意だ。ま、仕方ないんやけどね」



「…はは…」



そんな言葉が乾いた笑いを誘う。



2人なんて冗談じゃないし、今隣にいるのも本当を言うと勘弁して欲しい。



けれどそんな私にお構いなしに彼は予め呼んでいたタクシーに私を誘導し隣に座った。



「乗り合わせやけん狭いけど、三崎さんの隣なら気にならんね」



ニッコリと微笑まれても、私は全然嬉しくなんてないのに。
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