私の遠回り~会えなかった時間~
浜田さんが資料を持ってやって来た。

「ああ、もう一度企画室のお手伝いを頼まれてしまいました。」

私はチラリと浜田さんの手元を見た。

「あら、またどこかの受付?大変ね。じゃあ、この仕事頼むわね。」

浜田さんはニッコリ笑う。

ポスターモデルの話を話せない事に、心の中で浜田さんにごめんなさいと手を合わせる。

「そう言えば、今日の大沢さん、肌がつやつやで何だかきれいね。良い事でもあった?」

突然話が変わって、私は過剰に反応してしまった。

「えっ?」

私の慌てた様子を見て、浜田さんがにんまりと笑った。

「さては昨日はお泊りだったかな?お昼に話を聞かせてもらうわよ。」

こっちの方が話しにくいかも…。

でもあの浜田さんの様子だと、容赦なく聞かれるだろうな…。

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