私の遠回り~会えなかった時間~

「どうした?」

「なっ、何でもないです。」

私はその買い物袋を慌てて元に戻す。

その中には他に女性物の下着と…。

「勘弁してよ、加代さん。」

私は小さな箱を見つけてしまった。

そりゃ、これから付き合って行けば、そういう事にもなるのだろうけど…。

いくら経験のない私でも、それが何なのか分かるぐらいの知識はあって…。

「早く着替えろ。」

もうパスタの盛り付けに入っているような様子の彬さんは私を急かす。

「はい!」

私は勢いのままに着替えをした。

「知紗、出来たぞ。」

彬さんが夕食を運んでくる。
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