ねぇ先輩、名前をよんで。





「おはよう~」

「おはよう」



高校1年生の2学期が始まりはや2週間。


夏休みという長い休みを経て

なかなかやる気の出なかった学校にも慣れて来た。


外はまだまだ暑いし、

早起きはしなくちゃいけないしで


イマイチ調子は上がらないけど、

みんなと話している時間はけっこう好きだ。


ふんわりとしたボブに少しだけ赤みがかかった髪色を揺らし、


私は自分の席につく。


すると

すぐに後ろにいた水瀬風香(みなせふうか)ちゃんが私の肩を叩いた。



「やっほー、待ってたよ」


風香ちゃんはロングヘア―の黒髪が良く似合う

女の子らしい子。


出席番号が前後ということもあり、

私たちは入学後すぐに仲良くなった。


「待ってたって?」

「この間の先輩とどうなったのか気になってさ」



< 5 / 250 >

この作品をシェア

pagetop