ねぇ先輩、名前をよんで。
ついこの間。
私がずっと気になっていた人の存在を話してからは
風香ちゃんと話す内容はこればかりになっている。
先輩のこと……
風香ちゃんは楽しそうに聞いてくれる。
けど複雑だ。
「どうって特に何もないけど、
放課後はいつも2時間だけ一緒にいるよ」
「毎日好きな人と一緒にいれるのってすごくない?」
キラキラと輝かせた目がこっちを見た。
「すごくないよ。
今はもう普通になっちゃってるっていうか……」
「絶対脈ありだと思うんだよね!
じゃなきゃ一緒にいないもん」
脈ありか。
そうだったらもっと楽しくはなすことが出来ただろうな……。
悲しいことにそうじゃないことは
私がよく知っている。
与えられた時間は放課後。