御曹司と契約結婚~俺様プレジデントの溺愛に逆らえません~
「ちょ、ちょっと待ってください、なにがなんだか……」
なにしろ、ふたりが初めて会話を交わしたのは今日が初めてである。
スピード婚どころの騒ぎではない。
第一、鷹凪は奏のなにを気に入って結婚などと言い出したのだろう。
奏はあくまで普通の女の子で、お世辞にも一目惚れをするほど抜きんでた魅力を持っているとは言えない。
「お前の親にも挨拶しなければな。なるべく早く……今夜はどうだろう」
「ほ、本気で言っていますか……?」
「冗談など言っている暇は、俺にはない。結婚すると契約しただろう。誓いのキスまで交わして」
その言葉に奏の頬が真っ赤に染まる。
確かにキスはした。それも、奏にとって大切なファーストキスだった。
だが、さすがに男性経験のない奏でも、キス=結婚というレベルの貞操観念は持ち合わせていない。
「本当にすみません高梨さん、吉良先生は、強引で」
見かねた篠田が、ふたりの間に割って入った。ものすごく申し訳なさそうな顔色をしているが「またか」というような呆れ顔にも見えた。
なにしろ、ふたりが初めて会話を交わしたのは今日が初めてである。
スピード婚どころの騒ぎではない。
第一、鷹凪は奏のなにを気に入って結婚などと言い出したのだろう。
奏はあくまで普通の女の子で、お世辞にも一目惚れをするほど抜きんでた魅力を持っているとは言えない。
「お前の親にも挨拶しなければな。なるべく早く……今夜はどうだろう」
「ほ、本気で言っていますか……?」
「冗談など言っている暇は、俺にはない。結婚すると契約しただろう。誓いのキスまで交わして」
その言葉に奏の頬が真っ赤に染まる。
確かにキスはした。それも、奏にとって大切なファーストキスだった。
だが、さすがに男性経験のない奏でも、キス=結婚というレベルの貞操観念は持ち合わせていない。
「本当にすみません高梨さん、吉良先生は、強引で」
見かねた篠田が、ふたりの間に割って入った。ものすごく申し訳なさそうな顔色をしているが「またか」というような呆れ顔にも見えた。