御曹司と契約結婚~俺様プレジデントの溺愛に逆らえません~
小田桐の言葉に、鷹凪は焦って目線を奏に落とした。一瞬躊躇い、再び小田桐へと強い視線を向ける。

「……彼女の前でそういうことを――」

「彼女だってとっくにしってるさ。さんざんワイドショーで騒がれてんだから。ほら、見ろよ」

つけっぱなしにしていたテレビを見れば、ちょうどワイドショーが鷹凪と小田桐のライバル関係を揶揄する特集を流していた。
画面右上のテロップには“確執! 総理と小田桐議員のこじれた女性関係”という文字が。

「……奏。気にするな。ガセネタだ」

「どうかなー。三割くらい当たってる気もするけどね。それより、ほら……」

小田桐は強引に鷹凪の肩に手を回し、親し気にじゃれついた。鷹凪は迷惑そうに顔をしかめる。

「俺らがそんなにピリピリしてたら、ワイドショーで騒がれているみたいに本当に険悪な仲だと誤解されちまうぞ。俺たちは親友なのになぁ?」

「親友ではない」

「……友人くらいではあるよな?」

「女関係については、まったく信用していない」

「でも、政治に関しては全幅の信頼を寄せてるだろ?」

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