御曹司と契約結婚~俺様プレジデントの溺愛に逆らえません~
「さ。俺はそろそろおいとまするよ」
「お前、結局なにしに――」
「ああ、そうだった、これ、結婚祝い」
小田桐はブランドのロゴの入った紙袋をテーブルの上に置いた。どうやらワインとペアグラスらしい。
「このためにわざわざ――」
「かわいいお前の奥さんが見たかったんだよ。じゃあな。また国会で」
小田桐はひらひらと手を振り、リビングを出ていく。奏は慌てて彼の後を追いかけて見送った。
「まったく、人騒がせなやつだな」
リビングに戻ると、ふぅ、とネクタイを緩めてソファに座る鷹凪の姿があった。
「抜け出してきて、大丈夫だったんですか」
「一時間出てくると伝えてある。昼休みみたいなものだ」
ちょっと疲れた顔で笑い、奏に向かって手を差し伸べてくる。
奏が手を取ると、ぐいと引き寄せられて彼の膝の間に座らされた。
「た、鷹凪さん?」
「ちょっとくらいいいだろ? 甘えさせてくれ」
鷹凪は奏をぎゅうと包み込んで、自分の懐の中に閉じ込める。
奏は自分のものではない香りにふんわりと包まれ、くらくらした。
「お前、結局なにしに――」
「ああ、そうだった、これ、結婚祝い」
小田桐はブランドのロゴの入った紙袋をテーブルの上に置いた。どうやらワインとペアグラスらしい。
「このためにわざわざ――」
「かわいいお前の奥さんが見たかったんだよ。じゃあな。また国会で」
小田桐はひらひらと手を振り、リビングを出ていく。奏は慌てて彼の後を追いかけて見送った。
「まったく、人騒がせなやつだな」
リビングに戻ると、ふぅ、とネクタイを緩めてソファに座る鷹凪の姿があった。
「抜け出してきて、大丈夫だったんですか」
「一時間出てくると伝えてある。昼休みみたいなものだ」
ちょっと疲れた顔で笑い、奏に向かって手を差し伸べてくる。
奏が手を取ると、ぐいと引き寄せられて彼の膝の間に座らされた。
「た、鷹凪さん?」
「ちょっとくらいいいだろ? 甘えさせてくれ」
鷹凪は奏をぎゅうと包み込んで、自分の懐の中に閉じ込める。
奏は自分のものではない香りにふんわりと包まれ、くらくらした。