恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
・・・やっぱり東京は人が多い。平日の、お昼前の時間だというのに。
大学に行くまでの私は、これが当たり前の光景で、この慌ただしさが、ごく自然のテンポだったんだけど・・10年の間、比較的田舎の場所で暮らしているうちに、ゆったりした空気と、のどかなテンポに慣れてしまっていたみたい。
10年、か・・・。
私の人生・28年のうちの、半分にも満たないのに、あっという間に過ぎたような気がする。
翔にとっては、長野で暮らした丸3年間が、人生の全てだったのよね・・。
案の定、息子は好奇心に満ちた目で、顔を左右にふって辺りをキョロキョロ見ながら歩いている。
私の実家があるから、東京には何度か来てるのに、普段とは違う人の多さに、見慣れない別の世界を見ているようだ。
「翔。ここは人が多いから、ずっとママとお手手つないでおいてね」
「うん」
大学に行くまでの私は、これが当たり前の光景で、この慌ただしさが、ごく自然のテンポだったんだけど・・10年の間、比較的田舎の場所で暮らしているうちに、ゆったりした空気と、のどかなテンポに慣れてしまっていたみたい。
10年、か・・・。
私の人生・28年のうちの、半分にも満たないのに、あっという間に過ぎたような気がする。
翔にとっては、長野で暮らした丸3年間が、人生の全てだったのよね・・。
案の定、息子は好奇心に満ちた目で、顔を左右にふって辺りをキョロキョロ見ながら歩いている。
私の実家があるから、東京には何度か来てるのに、普段とは違う人の多さに、見慣れない別の世界を見ているようだ。
「翔。ここは人が多いから、ずっとママとお手手つないでおいてね」
「うん」