ふつつかな嫁ですが、富豪社長に溺愛されています
そこはモノトーンで落ち着いた色調の、都会的なインテリアで纏められているが、部屋の右側はガラリと雰囲気を違えていた。
そちらには、今は火の入っていない暖炉があり、北欧風の木の温もりを感じられる家具が並んでいる。
そこにもソファはあるが、デザインも色も異なるひとり掛けのものが三つ、木目の丸テーブルを囲んでいた。
味わい様々なインテリアが混在する部屋なのに、なぜか調和が取れ、お洒落に見えるのが不思議なところ。
インテリアデザイナーの力だろうか……と、センスのない私は感心するばかりだった。
そして部屋の中央には、グランドピアノが存在感たっぷりに置かれている。
子供の頃、三門家のあの洋館で、よっしーはよくピアノを弾いていた。
よく覚えていないが、腕前は上手だったように思う。
けれども、あの頃の私はクラシックに全く興味がなかったので、『つまらないから外で遊ぼうよ』と、彼のピアノの練習を度々邪魔したものだった。
黒服の執事のおじさんが、私を害虫扱いして、見つけたら即追い出そうとする理由には、そういったものもあったのかもしれない。
豪華でハイセンスなインテリアをキョロキョロと見回しながら、北欧風のひとり掛けソファに座っている彼に近づいていく。
そちらには、今は火の入っていない暖炉があり、北欧風の木の温もりを感じられる家具が並んでいる。
そこにもソファはあるが、デザインも色も異なるひとり掛けのものが三つ、木目の丸テーブルを囲んでいた。
味わい様々なインテリアが混在する部屋なのに、なぜか調和が取れ、お洒落に見えるのが不思議なところ。
インテリアデザイナーの力だろうか……と、センスのない私は感心するばかりだった。
そして部屋の中央には、グランドピアノが存在感たっぷりに置かれている。
子供の頃、三門家のあの洋館で、よっしーはよくピアノを弾いていた。
よく覚えていないが、腕前は上手だったように思う。
けれども、あの頃の私はクラシックに全く興味がなかったので、『つまらないから外で遊ぼうよ』と、彼のピアノの練習を度々邪魔したものだった。
黒服の執事のおじさんが、私を害虫扱いして、見つけたら即追い出そうとする理由には、そういったものもあったのかもしれない。
豪華でハイセンスなインテリアをキョロキョロと見回しながら、北欧風のひとり掛けソファに座っている彼に近づいていく。