溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
麗奈さんがひっくひっくと泣きはじめると、君嶋課長はあたまをぽんぽんした。
「泣き止んだらメイクを直してこい。
せっかくきれいにしてきたのに台無しだ」
「……うん」
最後にすんと鼻を啜って顔を上げた麗奈さんの頬は赤く染まっている。
そのまま席を外したけれど、……よかったのかな。
普段冷たいくせにああいう中途半端な優しさを見せるから、麗奈さんはいつまでたっても君嶋課長を忘れられないんじゃないだろうか。
披露宴という名の両家の顔合わせは微妙な空気だった。
耐えられないのか三木谷さんは黙々と料理を食べ、高いお酒ばかり飲んでいる。
ただ、あれほど酒好きの父が、いくら勧められても頑なに断っていて、それだけ思ってくれているのだとさらに私を嬉しくさせた。
時間がきて酷く居心地の悪い披露宴が終わり、ほっとため息をつく。
結婚式ってこんなに気を使うものなのだろうか。
「泣き止んだらメイクを直してこい。
せっかくきれいにしてきたのに台無しだ」
「……うん」
最後にすんと鼻を啜って顔を上げた麗奈さんの頬は赤く染まっている。
そのまま席を外したけれど、……よかったのかな。
普段冷たいくせにああいう中途半端な優しさを見せるから、麗奈さんはいつまでたっても君嶋課長を忘れられないんじゃないだろうか。
披露宴という名の両家の顔合わせは微妙な空気だった。
耐えられないのか三木谷さんは黙々と料理を食べ、高いお酒ばかり飲んでいる。
ただ、あれほど酒好きの父が、いくら勧められても頑なに断っていて、それだけ思ってくれているのだとさらに私を嬉しくさせた。
時間がきて酷く居心地の悪い披露宴が終わり、ほっとため息をつく。
結婚式ってこんなに気を使うものなのだろうか。