溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
「え?」

くいっと蔵人さんが眼鏡をあげると、きらりとレンズが光った。

「いくらだと聞いている。
それを買おう」

「あっ、自分で買いますので……」

「俺が買う」

「……はい」

……あれは一体、なんなんだろう?

わけがわからないまま着替えて出て、蔵人さんの払いで会計をすませる。

次の店では蔵人さんにこれを着ろとキャメルのトレンチ風キャミワンピと白のカットソーを渡された。

「どうですか……?」

試着して出るとやっぱり蔵人さんは無表情だったけど。

「それを買おう」
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