溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
自分のあたまからしゅーしゅーと湯気が出ているのがわかる。
きっと顔は真っ赤になっているだろう。

――だって、蔵人さんがとっても幸せそうにうっとりと笑っていたから。


日曜日は蔵人さんを送り出すと、借りたパソコンで旅行情報サイトを漁る。

……一応、新婚旅行になるのかな。

なんだか一気にテンションがあがってきたうえに恥ずかしくなってきた。
つい、キャーとか奇声を発しながらクッションを抱きしめて、ごろごろとそのあたりを転がってしまう。

「いたっ」

ゴン、テーブルに打ち付けた足に急に現実に戻ってきて冷静になった。
何事もなかったかのようにパソコンに向かいながらも、またすぐににやにやと顔が緩んできてしまう。

……どこがいいかなー。

楽しい計画であたまいっぱいな私はとても、とても幸せだったのだ。
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