溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
黙っているのは気まずいが、なにを話していいのかわからない。
そんな気の利かない私はだからいつも洋に怒鳴られる。

俯いていると悲しいことばかり思い出して泣きそうだから、じっと前だけ見つめてた。
トラックはなぜか、高速に乗る。

しばらく走って高速を降りると、今度は真っ暗な山道を進んでいく。
はっきりいってどこに連れて行かれるのか、怖い。

やっとついたところは真っ暗で、変な考えばかりが思い浮かぶ。

「ワンワンワン、ワンワンワン!」

トラックを降りると犬に吠えられた。

「リオン、吠えるな。
父さんたちが起きる」

寄ってきた柴犬はどう見ても君嶋課長にじゃれついている。
人間に敬遠されているのに動物に懐かれてるなど、なんだかちょっと意外だ。

「やっと来たのか」
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