溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
「なあ、なんでこの子があやまるの?
悪いのはこんな時間までこの子に仕事させてるおまえでしょ?」

「久保のミスでこんなことになっているからだ」

くいっと君嶋課長が眼鏡を覆うように押し上げる。
三木谷さんは相変わらず、ニヤニヤと人の悪い笑みを浮かべていた。

「へー、ふーん、そう。
ま、いいんじゃない?
小雪とは別れたんだし」

「……うるさい」

じろりと君嶋課長が睨むと、三木谷さんは黙ってしまった。

用意してくれていた荷物を積み込むと、三木谷さんに見送られてトラックはまた走り出す。

「その。
三木谷さんには悪いんですが、これでもまだ足りないですよね……」

「もう一軒回る」

「……はい」
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