溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
そういう優しいとこはびっくりして、いちいち顔を確認してしまう。
けど、君嶋課長は眼鏡を手で覆うようにしてくいっとあげただけだった。


スタイリストさんとの打ち合わせもして、終わった頃には日が暮れはじめていた。

「夕食は食って帰ろう」

「その、スーパー寄ってください。
帰って作ります」

「君が?」

なんだか知らないが顔をのぞき込まれた。
じっと私を見つめる、レンズの奥の瞳が怖い。

「作らなくていい。
食って帰った方が合理的だ」

「はぁ……」

もしかして、私が作るのが不満なんだろうか。
君嶋課長の考えはちっともわからない。
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